あり得ない!米大統領選でトランプ氏に人気?
アメリカの大富豪ドナルド・トランプ氏が共和党から来年の大統領制に出馬しているのは、以前から知っていました。アメリカ大統領に必要な知性や品性を持ちあわせているとは、とても思えない人物だったので、多くのマスコミはトランプ氏を泡沫候補のひとりとして扱ってきました。僕も完全にそう思っていました。
「イスラム教徒を入国させるな」なんてメチャクチャな持論を展開し、ただの不動産屋のオヤジが調子に乗って大統領選ごっこに首を突っ込んだもの、としか考えられません。それがCNNの先日の発表によりますと、最新の世論調査で共和党支持者のなかでは断然トップ。38ポイントで、二位に20ポイント以上も差をつけているとのことではありませんか。無知からくる暴言も暴論も顧みず、言いたい放題なのがサッパリしていてアメリカ人気質に合ったのでしょうか。
しかしアメリカ合衆国大統領ともなれば、世界の基軸通貨米ドルを発行し、世界最大最強の軍隊を率いて、傍らには核ミサイルの発射ボタンの入ったアタッシュケースを秘書が持ち歩いている。そんな人物の影響が一国のみにとどまらないのは、いまさら述べるまでもないでしょう。圧倒的な実力と権限を任されている、まさしく世界のリーダー的立場でもあります。深い思慮と明晰な判断力が誰よりも要求されます。それがまかりまちがって、トランプだかポーカーだかわかんない素人に委ねられたら、、、。想像しただけで恐ろしいことです。
自分の国のリーダーのことを棚に上げておいて、隣の国のリーダーにケチを付けるのは口幅ったい、と思われるかも知れません。でもこれまでのアメリカ合衆国大統領は、それなりに頭脳の優秀な、カッコいい人でした。いや、そうあってもらわなければ困る。テレビや映画のスクリーンで描かれるハリウッド製の大統領像は、映画「エアフォース・ワン」や「エージェント・ライアン」、ドラマ「24」などで僕らはすっかりイメージを固めてしまっています。シークレットサービスに護られる人物は、それなりの人物でなければ困るのです。
アメリカ人はリーマン・ショックで頭がいかれてしまったのか? ほんとうにケッタイな人が大統領候補に出てきちゃったもんです。まだあと1年ありますから、お願いだから世界中の人がずっこけるような大統領だけは選ばないでいただきたいものです。
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世論調査段階ではポイントが高くても、いざ共和党候補を決める党員投票となれば、行動がちがうと考えます。この点アメリカ人特に共和党支持者は計算高く冷静でありましょう。
イスラム教徒の国であるサウジアラビアやクエート、インドネシアと取引関係を持つ多くの富裕な共和党員は、世論調査では反対しなくとも、党員投票では彼に投票しないと思います。
「彼では民主党候補に勝てない」
この一点に尽きます。
アイオワ州民は、ちゃんと計算高くて冷静で、実にアメリカの保守層を代表しているように思えます。
「おもろい奴やけど、大統領になるのはかんべんだっせ」というところでしょう。
少しは大阪府民も見習って欲しいです。
今度はローマ法王が、「橋を架けるならともかく、(メキシコ国境に)壁を作るなとということは、キリスト教徒としてはあり得ない」と非難したらしいですね。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=3859141&media_id=52&from=widget&widget_type=1&widget_setting=0
私の少ない半年の在米歴、今から9年前、2007年から半年の間の経験から
書きます。アメリカ人と日本人は大きく認識が違います。
アメリカ人は、皆移民です。(オバマはケニア系移民、ジョージ・
ブッシュはイギリス系移民) 日本のように韓国籍、中国籍よりも肌の色も
宗教も違います。アメリカは移民に寛容です。住居ビザ,就労ビザもEUより
取りやすいです。
トランプが共和党候補になっているのは、ISがナチス、戦前の日本の
全体主義のように脅威だからだと考えています。
テレ東未来世紀ジパングで、池上彰さんがトランプ現象を追っている。
なんとなくトランプ氏とロシアの亡きエリツィン氏の要望が似ている気がする。
対抗馬と目されるクルーズ上院議員も、銃身にベーコン巻いて撃ちまくり、焼きベーコンをぱくつくなど、父親の出身地(移民)キューバのギャングっぽい。背後は聖書原理主義「福音派」らしいし。
池上さん曰く、どちらの候補も「超内向き、孤立主義者」。日本で言えば在特会が近い。
トランプ候補3連勝、思想政策的にはクルーズ候補も同じくらい白人偏重。
とすると、かなりの数を占めるヒスパニックや黒人などの票はどうなるか?
このような場合、穏健派と呼ばれる緩やかな保守あるいはリベラル派求心力を保てず、もう一方の極端とのガチンコ対決になる傾向がある。
すなわち民主党はクリントン候補が敗れ、サンダース候補が勝つ。
民主・共和両党の候補が決まったあとのネガティブキャンペーンは、正視に耐えぬ悲惨をきわめるだろう。
現段階では、ヒラリーとトランプの一騎打ちになりそうです。
>ただの不動産屋のオヤジが調子に乗って大統領選ごっこに首
>を突っ込んだもの
私も、トランプはお調子に乗られている、チンピラおじさまに
しか見えません。
CNNファリード・ザガリGPSホストによると、
「トランプは、中東の独裁者を我々が追放したり(中略)、結局
現地は政治的混乱に陥り、人道的悲劇がさらに深刻になると
語っている」。
ヒラリーのIS対策が地上戦になるスピーチ内容ですが、
・「アルカイダと違い、まずISに関して情報が仕入れにくい」。
・「地上戦を成功するためには、スンニ派部族が『自分達の国の
影響力をもち、ISとの対決状況の中で自分達の治安を守る
自信をもつこと』と」。
・「一方で、イスラム教徒が我々の敵ではないことをはっきり
しておきたい。イスラム教徒が平和的で寛容な人々で、テロとは
まったく関係がない」。
上記のような立場を明確にする(理性的な)ヒラリーでないと
世界中が困ります。(ヒラリーのスピーチ内容については、いずれ
まとめます。)