青春そんな言葉がぴったりする画像を発掘してしまいました。今の感覚からしたらちゃんちゃらおかしくて笑っちゃうかもしれないけど、37年前の8ミリ映画のフィルムがでてきちゃったんです。

37年前といえば1977年、昭和の高度成長期です。山口百恵や三浦友和が潮騒などの文学映画を発表していました。そんな時、僕は高校生でした。今のようにビデオもデジカメもなく、高校生が8ミリ映画を撮るというのは文化祭でもなかなかのビッグイベントでした。細長い幅8ミリのフィルムには、一こまが米粒ほどの面積しかなく、その小さな面積に化学反応で画像を焼き付けるのです。8ミリといっても映画は映画、基本的な仕組みは商業映画と同じです。

一秒間に18コマ、カラカラと米粒ほどのフィルムが回り続け、その横にカセットテープの10分の1ほどの細い磁気トラックがあって音声を記録し続けます。まぎれもなく小さいながらも映画でした。

そんなおもちゃを文化祭で与えられた高校生のやることと言えば、、、そうです、映画ごっこです。そうやって作られた40年前の8ミリ映画を、現代の技術でデジタイズしてみましたところ、映像はかすかに浮かび上がりました。劣化してほとんど色素の抜けたフィルムにも、かすかに画像の残りが記録されていました。

そこには17歳の僕と、17歳の彼女がいました。

皆さんから見ると陳腐で笑っちゃうかもしれません。でもその画像を見ながら、ふと気分は40年前にトリップしてしまう、50半ばのオッサン。その素朴な昭和の気持ちもわかって頂ければ、主演の杉江としてはこの上ない喜びなのであります。まるで昔の映画の一こまみたいな画像でしょう?そうなんです、まぎれもなく昔の映画の一こまなんです。そして僕の青春の一こまなんです。

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2 thoughts on “初恋17歳、プラトニック、青春

  1. 17才は高校3年生で、同じクラスの演劇部の女の子に片思いしていました。卒業前後あたりで告白しましたが振られました。
    どうも自分の恋は片思いでしたね。好きな女性にはどんなに親しくなっても「いい人」止まり。
    もてなかったわけではない、何人かに告白(中学でも高校でも働き出してからも)されましたが、誰も自分の好みとは正反対、つまり圏外というか迷惑なタイプばかり。しかももれなく片思いの最中に告白される。もちろんすげなく冷徹に断るわけで、自分が負った傷と誰かに負わせた傷は同点(スコアレスドロー)延長・・・PKにもつれ・・・かも知れません。
    どうも自分が発する魅力というのが、女性たちに認められたい、イヤ認められてしかるべき思っているところとは違うらしいというのが、いつのころからか自覚となり、「まあいいや」となって「青甘い」恋の青春は終わり。

    1. 亭主さん、僕らの時代の男の子なんてみんなそんなもんでしたね。最近の子はちょっと違うみたいだけど。

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