「オボ」(モンゴル族が作るチベット仏教の祭壇)
※この記事は正確性に欠けます。より正確な記事を書いたので、そちらも参照してください。
アルタイ山脈に広がる遊牧民の大草原に「オボ」と呼ばれる石塚が点在している。
あるものは草原の真ん中に、あるものは小高い丘の上に、小石を積み上げて石塚を作り、それに布を巻きつけたものが「オボ」である。もっぱらモンゴルから中国の新疆ウイグル自治区のアルタイ地区にかけて、モンゴル族によって作られ、チベット仏教にとって神聖なものとして扱われている。
「オボ」は大小さまざまで、丘の上に作られた大きな「オボ」のまわりでは年に一度の楽しみである「オボの祭り」が執り行われ、人のみならず馬も参加する。
チベット仏教の祭壇であると同時に、大草原で暮らす遊牧の民にとっては、道しるべとして役立ち、実用的な側面があるという点も重要である。
ちなみにウィキペディアでは日本の民話に出てくる妖怪「オボ」と、たんぱく質の一種である「オボ」しか紹介されていなかったので、ここまで調べるのにちょっと苦労した。英語で「オボ」といえば「Abo」すなわちたんぱく質の一種を省略して指すことが多い。もちろん今ここで話しているモンゴルの「オボ」とは別物である。
かくして「オボ」の意味は解ったが、これを英訳しようとすると一言では難しそうだ。該当する単語がないからだ。さてどうしよう。と悩みつつある今日のすぎぃでありました。
すぎぴょんのWebログをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。