クルージング伊豆大島ヨットの旅

20130806-130742ヨットに乗ってクルージングしたことのある人には説明の必要はないが、いったん海に出るとヨットの上はなかなかハードなスポーツの場となる。操縦だけではなくセイルの出し入れ、トリミング、ロープワークといった作業をひっきりなしに行いつつ、他の船とぶつからないようにワッチが欠かせない。優雅な面とこの緊張感が同居しているところにヨットの魅力はあるのかも知れない。

今回のロングクルーズは一日かけて伊豆大島の波浮港をめざし、港に停泊したヨットの中ですき焼きパーティーをして船中泊。また一日かけて浦賀の母港ベラシスマリーナに戻ってくるというもの。

この船中泊というのに、我々の女子クルーたちは逃げ腰になった。彼女たちは初島のエクシヴにでも宿泊するプランじゃないと参加しようとしない。というわけで12人乗りのヨットにキャビンクルーの女子たちを除いた男子5名だけのコアなメンバーによる今年の夏のロングクルージングと相成った。

たまには男ばかりのヨットも悪くない。すき焼きの肉は一人400グラム、ぺろりと平らげる。誰にも気兼ねせず、お金もあまりかからない。さびれた大島の漁港で、なんともいえない懐かしい素朴な風情を楽しむ。往路は向かい風の南風で微風。ほとんどエンジンの力だけで走ったので7時間半もかかってしまった。が、帰りは意外にもちょうど良い東風がセイルをはらませ、頬に心地よい風を受けながらエンジンを切ってセイリングならではの静かな航海ができた。所要時間もなんと4時間とだんぜん風のパワーの方がスピードが出る。まさにヨットらしいヨットの二日間だった。

 

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2 comments to “クルージング伊豆大島ヨットの旅”
  1. 楽しそうですね。外洋クルージング、あまり良い思い出がないですね、船酔い、その後の丘酔い。
    そして最近は、オーナーの高齢化により浦賀沖、猿島くらいまでしか動きません。
    私も日焼けが心配で、なかなかクルー参加もできていないですね。
    当日はクルージング日和だったのでしょうか?海が荒れた様子なく、快晴ですね。

    • 徳田さん、コメントありがとうございます。徳田さんもヨット乗りだったんですね。
      うちも全体的に高齢化してきて、大島往復はなかなかハードでした。
      日焼けは、今年は生まれて初めて日焼け止めというやつ(資生堂)を使ったので、火膨れを起こすこともなく無事にすみました。
      当日はクルージング日和でしたね。海は荒れてなかったけど、往路の微風には悩まされました。
      その代わり復路は絶好の東風でアビームのままぐいぐい走れましたよ!

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