【F】わが家に自家用ジェット機が

わが家に自家用ジェット機が、ついにやってきました。 「六本木に住んでるセレブなら当然、自家用のジェット機くらい持つべきだ」 というアメリカ系の某センパイのおすすめによるものです。 ところがわが家はいちおう港区六本木一丁目

去る人(即興小説-3)【脱力注意】

※第一章「イチロウの浮気」と第二章「あうんの呼吸」の最終章です。— スクリーンに映し出されたのは、この業界では知らぬ人のいない有名な投資家にして仕手筋。本名ではなく通称「去る人」と呼ばれている。その人物のここ

あうんの呼吸(即興小説-2)【短文注意】

「あなたがホモであろうとなかろうと、」直美が言った。「そんなことは私たちの仕事にまるで関係ないのに」由紀子もすでに冷静さを取り戻していた。「つい感情に走って取り乱したりして…。ごめんなさい」 イチロウの浮気騒動から3日目

イチロウの浮気(即興小説)【超超長文注意!!!】

おや、あの男はたしか・・・。久しぶりに都心の一角で見かけたスーツ姿の男は、あのイチロウだ。 一目見たら忘れない特有のオーラのため、誰もがたやすく見分けることができるだろう。最新の高層ビルが建ち並ぶこの界隈には、早くもクリ

昼の誘惑~最終章~

「どうせなら、あの大盛りメンチカツカレーの店にしましょうよっ」 ランチに誘ってくれたサトタマも僕も少食なので別の定食屋を予定していたのだが、急遽それを変更することになった。 僕が出会った運命は、 メンチカツカレー(650

昼の誘惑~運命~

一度だけ、たった一度だけ…酒を飲んだ勢いで、僕の部屋に泊まって帰ったことがある。二人で濃厚なひとときをすごした。そんなマイミクさんとのランチとなる予定だった。 泊まったといっても、からだの関係を持ったわけではない。しかも

昼の誘惑~密会~

「近くまできているので、ランチでもご一緒しませんか?」とても気の合うマイミクさんから携帯メールが入った。 有頂天になった僕は、誘惑に負けて了解するメールを返した。マイミクさんから平日のランチのお誘いを受けるなんて、めった