口は災いの元、無口は災いそのもの

菅朴念仁首相を生んだ土壌 菅首相の退陣が決まったとたんに、これまで口を噤んでいた猫も杓子も誰もが、まるで石もて追うように批判の大合唱になっていると見えるのは、筆者の思い過ごしでしょうか。 多くの問題を抱えて迷走した菅首相

ワクチン特許権の停止というたわけ

バイデン米大統領が、コロナワクチンの特許権を一時停止することに賛成、と表明して世間を騒がせています。 いわば特許を開放して、ワクチン開発者たちの知的財産を世界中に分け与えるべき、という主張です。 特許権を停止することで、

ステレオタイプたちの真実

イタリア人(男)のイメージとして「スケベで怠け者で嘘つきが多く、パスタやピザをたらふく食って、日がな一日カンツォーネにうつつを抜かしているノーテンキな人々」というステレオタイプ像があります。 イタリアに長く住む者として、

ワクチンは善意ではなく銭(ゼニ)で出来ている

米製薬会社ファイザーが先日、新型コロナウイルスのワクチン開発に成功、と発表しました。臨床試験には4万3千538人が参加。9割以上に効果がありました。画期的な内容です。さらに一歩進んで公式に承認されれば、ファイザーのCEO

海を塞き止める「モーゼの奇跡」がベニスに出現!

沈み行くベニスにどうやら救世主があらわれたようです。 2020年10月3日、ベニスは高潮に見舞われて街じゅうが水浸しになると予想されました。住民は浸水に向けて建物や通りを厳重に防御し長靴や雨具などで重装備をしました。海抜

酔っ払いとヨッパライ

イタリアに住んでいて一番なつかしいのは日本の酒場です。この国には、じっくりと腰を落ちつけてひたすら飲んだり、あたりをはばからずに浮かれ騒いだりすることのできる、居酒屋やバーや赤ちょうちんやスナックやクラブというものがほと

名車という名の欠陥車たち

イタリアには名車がたくさんあります。古くはOMという車に始まり、現在はフェラーリ、ランボルギーニ、マセラッティ、アルファロメロ、ランチァなどとつづきます。これらの車はどれをとってみても、非常にカラフルで新鮮な印象を人に与

銃の重さ

  少し物騒に聞こえるかもしれない話をしようと思います。 アメリカを筆頭に銃乱射事件があとを絶ちません。乱射には至らないものの銃による殺人事件や事故も世界中でもっとひんぱんに起こっています。 筆者は厳しい銃規制に賛成の立

型やぶりがイタリア人の型である

  日本とイタリアのテレビスタッフがいっしょに仕事をすると、かならずと言っていいほど日本の側から驚きの声が湧きあがります。それはひとことで言ってしまうと、日本側の生真面目さとイタリア側の大らかさがぶつかって生じるものです

イタリア式回転ドア内閣の愉快

イタリアの左右のポピュリスト、五つ星運動と同盟の連立政権が倒れるとすぐに、前者が臆面もなく天敵の民主党に駆け寄って手を結び、新たな連立政権が樹立されました。 不安定なイタリア政治は面白い。いや、興味深い。内閣がくるくる変