2024年4月17日

FC2ブログからWordPressへお引越しする方法

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昨日、無事にWordPressにブログをお引越しすることができました。

日本のブログサービス同志だと、無料ブログお引越しサービスなんかが今はありまして、僕のようなネットに詳しくない人間でも簡単にアメブロからFC2に、なんて過去の記事や写真をもちだして引っ越せちゃうわけです。(2013年4月現在)でもWordPressは自前のサーバーにインストールして使うので、若干の知識が必要になってきます。僕もネットでハツカミさんの記事、

fc2ブログからWordPressへ移行

というのを見つけて、それを参考にしてやったわけなんです。この記事、図解入りでとても分かりやすかったんですけれども、なにせ書かれたのが5年前(2008年6月)なもんですから、今現在のWordPress 3.5.1バージョンからすると、ちょっとばかり手順が違います。そこで今回あらためて補足したマニュアルを書いておきますね。

基本的にはハツカミさんの記事通りでよいわけなんで、まずそれをよく読んでください。そのうえで以下の手順でやってみてください。

(1)まずご自分のサーバーにWordPress3.5.1以上が無事インストールされて機能していることが前提。そして文字コードをUTF-8に変換できるテキストエディター(例えばマックならmiとか、ウィンドウズならGreenPadその他フリーウェアが充実)を持っていることが前提。

(2)FC2ブログの管理画面の左下にある「ツール>データバックアップ」をクリック。

(3)現れた画面から「エクスポート>全ての記事」をわかりやすい場所にダウンロードします。1つの.txtファイルが生成されます。この1つのファイルがすべての要、木の幹に相当します。まっ白でもご心配なく。テキストエディターで開いてUTF-8にしますから。

(4)次にその画面のずずいっと下にある、「ファイルバックアップ」から画像ファイルをダウンロードします。100枚ごとに別れていますから、100枚ずつダウンロードすることになります。ウィンドウズだと「リンク先全てを保存」で100枚の画像ファイルが入ったフォルダーが生成されますが、マックだと100枚の画像ファイル入りのhtmlファイルができてしまうことがあるので、この場合は手動でばらして新しいフォルダーに画像を保存しましょう。この際、絶対に画像ファイル名はいじらないでください。どんなへんちくりんなファイル名がついていても、そのままにしておきましょう。全部の画像ファイルをダウンロードし終わったらエクスポートはOK。これらが木の枝葉に相当します。さて、次は木の幹をちょこっと加工して、枝葉とともにWordPressにアップロードする作業に入ります。

(4)いよいよ木の幹.txtファイルの加工です。まずちゃんと文字コードがUTF-8になっているか、エディタで確認しましょう。次にハツカミさんは「カテゴリは全部「未分類」に変更→PRIMARY CATEGORY: 未分類→CATEGORY: 未分類」と書かれていますが、今のバージョンではこの作業は無視していいです。カテゴリーもそのまま反映されます。

(5)ハツカミさんは「ステータスは「未公開」に変更→STATUS: draft」と書かれていますが、すぐ公開するつもりなら、これもそのまま無視していいです。

(6)「「AUTHOR:」は「admin」に変更してもいいし、取り込んだときに一気に変換できるのでどっちでもいいか。」これも無視しましょう。

(7)「画像のURLを変更。これ重要でしょ。<img>と<a>の部分、「http://なんとかなんとか/file/ファイル名.jpg」とかなってますのでね。「http://なんとかなんとか/file/」の部分を「http://wpルート/wp-content/uploads/」に変換します。」重要なのはこれだけです。これが意外と難関でした。

(8)エディターの検索・全部を置換というやつで一気に書き換えてしまうわけですが、最後が「/wp-content/uploads/ファイル名.jpg」となるのは間違いがないのですが、その前の「wpルート」のあたりに何を入れていいかわからず四苦八苦しました。僕が勝手に気をまわして本体サーバーの相対パスか絶対パスを入れなければと思い込んでいたからです。余計なお世話で、結論から言えば「僕の新ブログのURLはhttps://www.ysugie.com」だから単純に「https://www.ysugie.com/wp-content/uploads/ファイル名.jpg」でよかったのです。ただしサーバーによって違いがあるかもしれませんし、心配ならば、次の方法で正しいパスを確認しましょう。(僕はこの方法で正解にたどり着きました)

(9)いったんWordPressにサンプル用の記事を画像付きで2~3記事アップして公開します。「タイトル:桜が咲いた、本文:うれしいな、写真:sakura.jpg」みたいな感じです。それを「記事をエキスポート」機能を使って.xmlファイルにはき出してみます。先ほどのテキストエディタでこのファイルを覗き見してみると。。。。。そうです。「/wp-content/uploads/sakura.jpg」を探し出して、その前に何がくっついているか確認すればいいのです。それがあなたのサーバーにおけるルート名なのです!

(10)さて、最後の段階、アップロードです。木の幹ではなく枝葉、すなわち画像の方から先にアップロードしましょう。この際、設定>その他の設定>「アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダに整理」のチェックをはずしておくことをお忘れなく。他にもハツカミさんはいろいろ書かれてますが、WordPress3.5.1以降なら画像のアップロードはより簡単です「メディア>新規追加」を選べばドラッグアンドドロップで、とにかく100枚ずつでもまとめて、すいすい正しいディレクトリーに吸い込まれていきます。欲張って一度に何百枚もいっぺんにアップしないで、100枚ずつくらいに抑えとくのがが無難でしょう。

(11)木の幹にあたる加工した.txtファイルを、管理>インポート>「Movable Type もしくは Typepad」 を選んでインポートすればおしまいです。あなたのブログが新しいブログに再現されているのを確認して、歓声をあげましょう。

以上で2013年版マニュアルは終了ですが、最後になんで僕がこんなめんどくさいことをしてまでWordPressを自分のサーバーに組み込むことにしたか、動機をお話ししておきます。

僕は初心者らしくmixi日記からはじめたのですが、運営事務局と意見が合わず退会したところ日記が全部消えてしまったのです。それ以来、AmebaやFC2、Gooブログと3つのブログサービスにリスク分散してブログを書いていたのですが、どれも広告がやたら多かったり、広告を消すなら毎月1000円払えと言って来たり、アフェリエイトやるにも制約が多かったり、と仕様がウザったくなってきました。おまけに退会すれば長年の日記は全部消えちゃう。こんな信用ならないところにブログを書く気にはなれない。どうせ書くなら、広告から何から全部自分で管理できて、おもちゃみたいなウザったい無駄なサービスが全くなく、絶対に消えることがない、真っ白でシンプルなブログを自分自身のイニシャルであるysugie.comドメインで書きたかったのです。

もうブログ運営会社のお仕着せの仕様に縛られることのない、本当の意味で自由に自分自身を表現するにふさわしいysugieのブログ、ysugie.comが完成したことを、しみじみと幸せに感じております。

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