娘よ、刺すな!

少女が父殺害 食後にトラブル?
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この15歳の少女が特に変わった少女だったとは思わない。
一昔前なら「とうちゃんのバカ!」と叫んで平手打ち一発ですんでいた、そんな親子げんかではなかったのではないか?
前夜もチキンカレーを父と娘で一緒に作って食べた、仲良し親子だ。

人間、怒ることもあるしキレることもある。
ましてや思春期の子どもが親に反抗して、逆上するなどめずらしくない。
問題はどのような「手段」で逆上するかだ。

なぜ、その手段の選択肢が「刃物で刺す」になろうのだろう。

同様に先日バスジャックした14歳の少年も、同様にナイフを使う必要性はどこにもなかったはずだ。
スポーツ選手で学級委員、中学生なのに彼女までいたというから、決して世をはかなむような境遇ではなかったと思う。。
事情があって親に反抗してグレるならグレてもいい。
家を飛び出して一晩友達の家で無断外泊し、家出気分を満喫して帰れば、それですむ問題ではなかっただろうか。

少なくとも一昔前までは、そういう子どもはたくさんいた。
そうやってグレてもちゃんと社会復帰できた。

だが刃物を使ってしまっては、社会復帰はむずかしい。
父親を刺してしまった娘は、いくら後悔しても、父親を平手打ちした娘と同様には社会復帰することはできない。

親への反抗がなぜ「刃物で刺す」に直結するのか?
それがどうしてもわからない。
それをなんとかしたい。

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