違憲立法審査はいかにあるべきか

昨年成立した「安保法制」を境に、憲法には最高裁判所の権能として書かれている「違憲立法審査権」が機能していないことが改めて議論されている。 目下、最高裁判所の憲法判断は、何らかの具体的な行為による訴訟(「安保法制の成立によ

なぜ支援物資は滞るのか

熊本市には多量の支援物資があり、集積所である陸上競技場には、仕分け配送のボランティアもかなりの人数いるのに、避難所には届いておらず、かつ需要と供給にミスマッチがある。 なぜか? 仕分けを指揮する役所の職員がいないのだとい

自衛隊~憲法解釈という砂上の楼閣

陸海空自衛隊20万人の軍事的能力は世界の中でも上位だそうである。 しかし、憲法第九条によって「陸海空の戦力はこれを保持しない」となっているので、国内的には日本国政府は「防衛力」をもっていて戦力は持っていない、「防衛装備」

バスの車体の衝突安全性

未明の軽井沢のスキーツアーバス事故は悲惨だった。 さっそくバス会社に警察の捜査が入ったようだ。 だがちょっと待ってほしい、一般道走行スピードでの単独事故であそこまで車体が損傷し、乗っている人間の生存空間が確保されないと言

沖縄慰霊の日に思う

本日6月23日は、太平洋戦争で沖縄をアメリカ軍が日本軍を殲滅し沖縄占領を完了した日(日本軍の組織的抵抗が終わった日などとという優しいものではない)である。 上陸したアメリカ軍も激しい日本軍沖縄方面軍の抵抗に手を焼いたらし

今だからこそ言論の自由を考えてみる

フランスパリの新聞社襲撃事件をみて、いたずらに「言論の自由に対する忌むべきテロ」だと非難するだけでよいのだろうかと考えてみる。 欧米のキリスト教徒はイスラム教徒にはキリスト教徒と平等な権利と自由を与えているという。 だが

自動車はこれでいいのか(最終回)

携帯スマホのながら運転は危険であることは皆承知している、交通違反であることも。 道路交通法第71条(運転者の遵守事項)第5号の5には以下のようになっている。 >>自動車又は原動機付自転車を運転する場合は、停止しているとき

自動車はこれでいいのか(その4)

無免許運転の起こす事故は、京都府亀岡市の小学生事故が印象的なように、悲惨なものが多い。さらに加害者は、無免許がばれるのが怖いという本末転倒な理由で、ひき逃げ、当て逃げ、暴走事件に発展する。つい5月の末ごろにも、福岡県飯塚

自動車はこれでいいのか(その3)

今回は、アクセルとブレーキの踏み間違えである。 これもまた、すでに実用化された技術があるのに自動車メーカーと国(国土交通省)の「怠慢」のせいで深刻な事故がなくならないものの一つである。 高齢者や女性が「急発進してパニック