韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が全く理解できない

pakuune

先日、産経新聞の前ソウル支局長が、大統領のスキャンダル記事(記事の真偽は不明)を書いたことで、名誉毀損罪で当局に起訴され軟禁状態におかれるという騒ぎがありました。

一体ジャーナリズムをなんだと考えているのでしょう、この人は? 国際社会の常識として言論の自由、報道の自由を守り抜かなければならないのは、素人だって知っていること。言うまでもありませんよね。お隣の北朝鮮じゃあるまいし。一国の大統領ともあろう人がなんという恥ずかしいことをしてしまったのでしょう。

僕も業務で世界各国の報道機関のお世話をすることがありますが、とりわけ外国の報道機関に対しては国内の他局以上に気を使い、最大限に便宜を図るようにしています。日本は報道の自由のある文明国だということを、きちんとアピールしておくことは、外交上とても大切なことだからです。それを怠ると国際社会では野蛮国扱いされてしまいます。外国の報道機関をどう扱うかは、その国の言論の自由と人権の尺度として見られるのです。いやしくも日本の新聞社のソウル支局長ともなれば、外交官とは言わないまでも広い意味での外交に重要な役割を果たす立場であるといっても過言ではありません。互いにプレスという自由な立場どうしで、報道の自由を確かめ合い、国と国との親交を温めているのが文明国の常識です。

そんな人物をこともあろうに在宅起訴し、長期間にわたって軟禁、活動不能状態に追い込むとは、極端に言えば外国の大使を拉致監禁するようなもので(そんなことをしたら宣戦布告になってしまいますが)国際常識で考えてもありえないことです。

今回、加藤達也前支局長が書いたコラムは、たしかセウォル号の事故の晩に、パククネ氏が男性と密会していたとかなんとかいう、安物週刊誌レベルのスキャンダル記事だったという印象があります。誤報であってはいけませんが、仮に誤報であったとしても訂正謝罪すればいいことです。もちろパククネ氏にしてみれば気持ちの良いものではないでしょう。誤報なら大いに不快感を表しても良いかと思います。でもパククネ氏が一国の大統領という器の大きさをアピールするなら、「あはは、バカねえ、私が男となんか会ってるわけがないじゃない」と笑い飛ばすくらいの度量を見せても良いくらいではなかったかと、僕なんかは感じています。

それを外交官の拘束レベルの緊迫した情勢へと発展させるとは、全く以てこのパククネという女性の頭の中はどうなっているのか、さっぱり僕には理解できません。本当に頭に来たからカーッとなってやってしまった、まったく何も考えていない女性なのか。反日感情の高まっている国内世論を味方につけ、支持率をアップさせようとしたのか。後者であれば一応脳みそはあるのでしょう。

に、してもですよ。やり方があまりにも稚拙すぎることは、先ほども書いた通り致命的な問題です。世界中のプレスを一斉に敵に回すことになります。海外の反応も言わずもがなです。アメリカ国務省のサキ報道官は8日の会見で、「起訴されたとの報道は承知しているし、当初から捜査状況を見てきた。それ以上の詳細はわからない」と話したうえで、「我々は広く言論や表現の自由を支持しているし、韓国の法律への懸念もこれまで示してきた」と話しました。アメリカの国務省は2013年版の人権報告書の中で、韓国について「法律が名誉毀損(きそん)を幅広く定義して刑事罰の対象としており、取材活動を萎縮させる恐れがある」とも指摘しています。

このような国際常識を無視し危険を冒すとは、もはや僕にはこの女性の考え方が全く理解不能です(前からこの人については理解不能なんだけど)。お父さんの朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領がすごすぎる人だからかな? なにせ朴正煕といえば生まれた時は日本人(日本統治下の朝鮮生まれ)。戦時中は日本の陸軍士官学校を首席卒業して大日本帝国軍人として活躍。戦後は韓国に戻って軍事政権を率いて大統領を5期も務めた。さらに日本と友好関係を結んで韓国に高度成長をもたらし、最期は暗殺されたという、とんでもない人生を送った人物だ。そんな人が父親だから、きっと娘としては複雑な育ち方をしたのかもしれないなあ。なあんて勝手な想像をめぐらせるんだけど、とにかく僕には、最近のパククネ氏のやることなすこと全て、どんな角度からみてもわからず、本当に困っております。わかる方がいたら可哀想な杉江めにぜひご教示下さいませ。

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One comment on “韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が全く理解できない
  1. もはや「韓国史上もっとも実績のない大統領」になることは確定しました。退任後の訴追もほぼ確実でしょう。
    北朝鮮をむやみに挑発するという「危機乗り越えの常套手段」に訴えなければ良いがと思います。

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