アルカイダと名乗る組織って?

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ロンドンの同時多発テロに「ヨーロッパのアルカイダと名乗る組織」から犯行声明がでているそうです。

そいつは名乗ってるだけか?
本物のアルカイダはどこにいて、総勢何人くらいだ?
どんな組織なんだ?
と、いろんな疑問がわいてくるのも無理はありません。

僕のところにも、やっぱりアルカイダの犯行なのか、という問い合わせがけっこう多数あって、ちょっとうんざりしていて、
「あなたはアルカイダって何かご存じですか?」
って逆に聞き返してしまったり無礼な応対をついしてしまう、今日この頃であります。

もともとアルカイダ(アラビア語 : القاعدة)は、The Base(基地)みたいな意味だったと思います。

世間に名前と顔を出して自認している人物はウサマ・ビンラディン氏を初めとするごく少数の人物しかいない。
もちろん側面からの情報をみると全世界に散らばった相当数のメンバーが、それぞれグループとなって活動していることから、実在する組織であることはまちがいがないでしょう。

しかし皆さんが想像する組織とはえらく違うようです。

まず第一に「アルカイダ」とかかれた名刺を持ち歩いているわけではありません。(稲川会とか山口組の人はキチンとした名刺を持っていらっしゃるのに)アルカイダは、どうやって特定しろと言うのか、途方に暮れます。

もちろん「アルカイダ社員名簿」があるわけでもなく、多くの場合、お給料をもらっているわけでもない。
イラクの小さな地域武装過激派は、犯行の際にハクをつけるために勝手にアルカイダを名乗る例も多く見られました。
だからといって、俺の許しもなくアルカイダの名前を使うな、とウサマ・ビンラディン氏が怒ったという噂もきかない。
(日本で勝手に暴力団の名前を名乗ると、まずいです)

オウム真理教のように、信者、在家信者などの名簿の整った組織を、つい連想してしまうのがわれわれ戸籍社会で暮らしてきた日本人のクセでありますが、名刺も社員名簿もない組織の方が国際社会では主流です。

ちなみにアフガニスタンで力を持っているタリバンという組織も、僕にしてみれば組織といっていいもんだろうか? という気がしないでもない。
だって、タリバンって言葉は「生徒」という意味で、要するに神学校に先生がいて、生徒がいる。イスラム神学校出身者はみんなタリバンで、それに準ずる人を総称してタリバン。
日本でいうなら一昔前の「ガクセイサン」みたいなニュアンスでしょうか。
サリバン先生という映画がありましたが、タリバンは生徒なんですね。

反キリスト教、反ユダヤ教を掲げるイスラム原理主義者過激派であるアルカイダですが、日本でもときどき心情的反キリスト教、反ユダヤ教の人は見かけますし、それは全く健全の範囲だと思います。

テロリストが数人集まって、今日から俺は日本のアルカイダだぁと名乗れば、その瞬間から立派なアルカイダのメンバーとして国際的に認められてしまうこともありうるのです。

ですから、まちがっても「アルカイダ」コミュなんてつくって遊ばないでくださいね。シャレのつもりでも通じなかった時、僕はしりませんよ。

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